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 都筑小学校地域防災拠点訓練を実施しました。
 センター北・中川中央町内会の皆様には日曜ラジオ体操後、9時15分にセンター北・中川中央町内会館に集合していただきました。町内会館にある防災備品を観ていただき、更に吾妻山公園のセンター南側麓にある防災倉庫も観ていただいた後、10:00開始の都筑小学校で地域防災拠点訓練に移動していただきました。
 今回の地域防災拠点訓練では、当町内会は、「ペット同行避難」「感染者・女性用の部屋(授搾乳室、更衣室)・避難所配置図刑事」を主に担当しましたが、当町内会以外の自治会の訓練にも参加致しました。また、従来2月の第一日曜日に行っていましたが、初めて12月に変更した試みでもありました。

①町内会館

 9:15にいっとき避難所である町内会館へ集合し、水田会長が、町内会館で保管している防災用品の説明を参加者に向けて行いました。

水田副会長から町内会館に保管している防災用品について、説明していただきました。
昨年度購入したポータブル電源を紹介しました。
11月の炊出し訓練でも利用した物です。
町内会館を停電状態にして、ポータブル電源によって非常用電灯設備の灯りを点けました。

その他化にトイレも数種類保管しています。
毛布、防災用トイレットペーパー、防災用ウェットティッシュなどもあります。

② 防災倉庫

町内会館から防災倉庫へ移動していただきました。

ベアレント吾妻山公園愛護会会長が準備してくださっていました。

ベアレント会長から発電機の特性について説明がありました。
カセットボンベ式の発電機は、気温が5℃以下の環境下では使用できないため、
気温が5℃以下の環境では、ガソリン式の発電機を使用することになります。

防災倉庫内の備品を熱心に観ていただきました。

都筑小学校へ移動していただきます。
停電していたらエスカレーターは動作しませんので階段を歩いていただきます。

③地域防災拠点訓練への参加

都筑小学校防災拠点は中川東町内会、牛久保西町内会、港北センタープレイス自治会、港北センターヒルズ管理組合、ザ・センターハウス自治会、センター北・中川中央町内会および都筑小学校、都筑区役所が運営委員会を形成しています。
訓練では都筑消防団第五分団、防災資機材サポータークラブ横浜、スターツCAM株式会社の皆様にもサポートしていただきました。総勢203名、そのうち
センター北・中川中央町内会 から22名の方々にご参加いただきました。

 全体会の後、下表に示すように各訓練に分かれて行動しました。
 当町内会は、「ペット同行避難」「感染者・女性用の部屋(授搾乳室、更衣室)・避難所配置図刑事」を主に担当し、他の自治体が主体の訓練にも参加者を事前に決めて参加致しました。

【訓練と主担当の自治体】

訓練訓練の内容主体となる自治体
受付・区本部への電話連絡・体育館への区割り・受付で受付票を記載してもらう。
・養生テープを使用して、男性世帯、女性世帯、男女混合世帯の区割りを行う。
港北センタープレイス自治会
ハマッコトイレの設置・屋上プールから水を引きトイレ下の下水管に貯水する。
・トイレ建屋を設置し、トイレとして使用できるようにする。
ザ・センターハウス自治会
非常用トイレの設置(簡易トイレ)・トイレ建屋を設置し、トイレとして使用できる状態にする。中川東町内会
まかない訓練(湯煎式炊飯調理)・「まかないくん」なる防災用の大型炊き出し器でお湯を沸騰させ、おかゆを温める。牛久保西町内会
ペット同行避難、感染者・女性用の部屋・避難所配置図掲示・ペット同行避難マニュアルを参考に、ペットの受付を設置し、簡易テントを設営、
 運動場のペット飼育場所を設営する。
センター北・中川中央町内会

訓練1. 受付・区割り訓練

雨天の場合もあることを想定して、屋根のあるピロティに受付が設置されました。

当町内会から梅原副会長が、受付の対応を行いました。
テーブルや椅子、受付用の用紙が準備されました。
実際に記載していただいたようです。
記載しにくい、文字が小さい、記載する人側に椅子があった方がよいなど、
多くの課題が明らかになったそうです。
体育館では、区割り訓練が行われました。
港北センタープレイスの担当者より区割り訓練の説明を受けました。

こちらが、区割り全体のレイアウトとなります。
ステージに向かって左から女性のみ世帯、一般世帯、男性のみ世帯の順番で想定しました。
一番後方列は、要介護用の段ボールのベットを設置します。
区画間の間隔を測って記を付けた後、養生テープを使って区画を仕切りました。
一つの区画は、写真の通り、一般の成人男性が一人収まる程度の広さです。
これでは、寝ている時、寝返り等を打つことが出来ないと感じました。
区割り訓練は体育館で行われました。以前はボロボロの段ボールのみでしたが、
新しい段ボールベッドが導入されたそうです。
合計10個の用意されておりますが、不足するものと思います。
段ボールベットの下に敷く合計9個のボックスを組み立てます。
ボックスの強度を高めるため、補強用の仕切りを入れます。
合計9個の段ボールのボックスを敷き詰め、
強度的に問題ないか確認しました。
段ボールのベットを乗せて完成
最後、成人男性にベットの上に乗ってもらい、
ベットの土台が崩れたりする事が無いか確認しました。
一般的な成人男性が、ベットの上で寝る分には、問題なさそうです。

訓練2. ハマッコトイレ

「ハマッコトイレ」は 「害時下水直結式仮設トイレ」の通称です。
都筑小学校の防災備蓄庫近くに 「害時下水直結式仮設トイレ」 の案内板があり、
説明が記載されています。また、 「ハマッコトイレ」 用のマンホールが7つ並んでいます。
「ハマッコトイレ」の外観です。
大きい物ですので、防災備蓄庫から出し入れもかなり大変です。
ハマッコトイレの内側です。
「災害用トイレ」と記載されたマンホールの蓋を専用工具で開けて、
その上にトイレを設置します。
マンホール内の排泄物を流す水を入れるためのマンホールです。
都筑小学校では屋上にあるプールからホースで水を引きます。
7つ目のマンホールは排泄物と水を流し出すための弁を開閉するためにあります。
「ハマッコトイレ」担当リポーターのリポートを添付します。

「ハマッコトイレ」に関しては前回訓練の記事も参考にしてください。
https://nakagawachuo.namaste.jp/2023/02/05/%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e9%98%b2%e7%81%bd%e6%8b%a0%e7%82%b9%e8%a8%93%e7%b7%b4/

訓練3. 非常用(簡易)トイレ

箱から説明書とパーツを取り出します。
実はこのトイレの設置は数年ぶりでした。
便座はこんな感じでした。
ポールで骨組みを作っているようです。
ブルーシートで周囲を覆っています。
これは違うタイプの簡易トイレでしょうか。
和式トイレもあるみたいです。
防災拠点設置後、3時間以内に設置完了しないと、トイレパニックになるので、
一刻も早くやる必要があるとの、各地の大地震現場経験者の指導員の説明で、
訓練の重要性を、学びました。
作成についても、いろいろな注意点のアドバイスを聞きながら、皆で協力して作成しましたが、
その後の解体、倉庫への収納は、初めての貴重な体験でした。

訓練4. まかないくん訓練(湯煎式炊飯調理)

 牛久保西町内会が主体で、まかないくん(大型炊き出し器)による湯煎式炊飯調理の炊き出し訓練を行いました。
 まかないくんで沸騰させたお湯の中に保存用のおかゆのパックを11袋入れ、炊き上げました。
 今回は、灯油と電力の2段階燃焼でお湯を沸かしました。
 灯油と電力の2段階燃焼とは、灯油を高温で完全に燃やすために、電気を使って点火と予熱を行う事です。
 当町内会から投稿者(沼沢)が参加させて頂きました。

本訓練は、牛久保西町内会が主体で行います。
事前にまかないくんのかまどや灯油タンクが用意された状態でした。
ステンレス製のかまどです。
灯油と電力の2段階燃焼でお湯を沸かします。
灯油を高温で完全に燃やすために、電気を使って点火と予熱を行います。

かまどの上に大きなふた付き鍋を載せ、水を沸騰させます。
まかないくんの炊飯能力は、確認した結果、
米10 kg~30kg(お握り200個~600個/120g個)となります。

事前に灯油タンク(20ℓ)に灯油を入れ、まかないくんのかまどに接続します。

 先ずは、カセットコンロ式の発電機で、点火と予熱を行う電力を発生させます。

カセットボンベを2本発電機にセットします。

次に発電機を発動させます。つまみを時計回りに90度回して、スイッチを停止から運転にし、
発電機を抑えながら、後方確認を行った後、グリップを引きます。
投稿者も体験させて頂きました。

小学生のお子さんもトライしました。
最後のグリップを引く操作に手惑いましたが、
3回目で見事エンジンが掛かりました。

発電機のエンジンが掛かったところで、かまどのスイッチを入れて、発火しました。

発火した事を確認しました。
水を入れた鍋をかまどに置き、沸騰させます。
今回は、35分程度で沸騰しました。
水が沸騰するのを待ちます。
今回は、灯油を使って火を起こしましたが、
薪を使って火を起こす事も可能です。
非常災害用おかゆ11袋を用意しました。
沸騰したお湯に非常災害用おかゆを5分程度入れました。
投稿者(沼沢)もいただきましたが、
新潟県産コシヒカリ100%のお米で調理したおかゆで
非常に美味しくいただきました。

訓練5. ペット同行避難および特別室の案内掲示

防災拠点が設営されることになった場合、一部の教室を借りて特別な用途に利用することを
都筑小学校から許可されています。
保健室を「授乳室」として利用するための掲示をしています。
同様に、相談室を「女性用更衣室」
図工室を「感染者の部屋」として利用するための掲示です。
「感染者専用トイレ」も掲示しました。
それらの配置図も作成して掲示しました。
もう一つ、都筑小学校全体図に、各訓練を行っている場所を記入して
二つの校門に掲示しました。
ピロティに訓練1の受付とは別に、ペット同行避難用の受付を設置しました。
ペットを連れて避難してきた方は2つの受付をしなければならないことになります。
ホワイトボードをお借りして別途同行避難に関する情報を掲示しました。
かなりの条件があり、受付で記載していただくことも多く感じました。
ペットの籠を置いていただく場所は雲梯とその側の金網の間だそうです。
この写真で斜めにブルーシートが張られている下の空間だそうです。
もう一枚雲梯からブルーシートを下げる形で張りました。
左右の参画の出入り口にもブルーシートを張ることもできるそうです。
反対側から撮影しました。
運営委員長が用意してくださったテントも張ってみました。
ここの防災拠点のみにあるテントだと思います。
大きくて良いテントですが、経験者がいないと組み立てが非常に難しい物です。
皆様の積極的なご協力により、何とか設置および片付けができました。
町内会内でペットを飼っている人のご意見を添付します。

閉会式

12時全ての訓練が終了して、再度、自治体毎に校庭に整列しました。
最後、運営委員会会長からのご挨拶があり、
防災訓練が終了しました。


今回、地域防災拠点訓練にご参加頂いた皆様、

半日もの長い時間、ご苦労様でした。


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